体内時計のリズムでヌクレオチド合成

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遺伝子情報を伝えるヌクレオチドを解明
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体内時計のリズムで合成＝ヌクレオチド、がん治療応用も―京大

時事通信 4月13日(金)13時4分配信

　遺伝子情報を伝えるヌクレオチドは、肝臓で体内時計に従って一定のリズムで合成されていると、京都大大学院の岡村均教授らの研究グループが12日付の米科学誌セル・リポーツで発表した。
体内時計のリズムと、がんの化学療法を組み合わせることで、がん治療の効果が上がる可能性があるという。
　実験では、肝臓の体内時計を欠いたマウスと正常なマウスを使い、ヌクレオチドが生成する酵素の量の変化を調べた。
正常なマウスは酵素の量が昼間と夜で4倍ほど開きがあり、大きな山なりの曲線を描くが、体内時計を欠いたマウスには大きな変化がなかった。
　一方、がんの化学療法は、ヌクレオチドの酵素の量を変化させてがん細胞を退治する。今回の実験では、副作用を生む物質の生成も体内時計と関係が深いことも分かった。　