慢性疲労の原因の研究・・・・ - 日本橋茅場町の難聴施術 緑内障 視力回復専門整体

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慢性疲労の原因の研究・・・・

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中々取れない疲労は、原因は何だろうと研究している報告がニューズウイーク誌に載っていたので参考までに紹介します。

取れない疲れ」の原因を探れ

ニューズウィーク日本版 12月16日(木)15時53分配信

原因も治療法も分からない慢性疲労症候群を解明するウイルス研究

クロディア・カルブ(医療担当)

 ローラ・ヒレンブランドが数年前に自らのつらい体験をつづった文章は、いま読んでも身につまされる。
ヒレンブランドは『シービスケット あるアメリカ競 走馬の伝説』と、第二次大戦の爆撃手ルイス・ザンペリーニを描いた新刊『不屈』の著者。
しかし同時に、慢性疲労症候群(CFS)の患者を代表する最も雄弁 な語り手でもある。

現在43歳の彼女は、大学時代からこの不可解な病に苦しんできた。

 03年にニューヨーカー誌に寄せたエッセーで、ヒレンブランドは関節の痛み、リンパ節の腫れ、吐き気、疲労感について書いた。むなしく医者を転々とした 日々。無関心、恥辱、軽減しない症状。意識がもうろうとして、単語は意味を失い、思考は消えた。「世界が遠く感じられた」と、ヒレンブランドは書いてい る。「透明なビニールにくるまれているかのようだった」

 CFSという病気自体が何十年もの間、医学的にも科学的にも幾重ものベールに包まれてきた。
ヒレンブランドが87年に発症して以降、全米で400万人もの患者がいるこの病について、

医師の関心は高まり、研究者は原因についてさまざまな仮説を立てている。

 とはいえ一気に前進とはいかないようだ。
今年8月、米国立衛生研究所(NIH)と米食品医薬品局(FDA)の共同研究チームが

CFS患者の血液中にレト ロウイルスを発見したと発表した。

昨年も同様の報告があり、原因と治療法の特定に期待が高まった。

しかしこの夏発表された疾病対策センター(CDC)の研 究では、ウイルスとの関連性は見つかっていない。
現在は、コロンビア大学の著名なウイルス学者らによる全米規模の研究に期待が寄せられている。

「最先端科学は、しばしば確実ではない」と、バンダービルト大学の伝染病専門家ウィリアム・シャフナーは言う。
「常に気を引き締めておかなければならない」

■終身刑のような病気

 これまでも長い道のりだった。
この病気がアメリカで表面化したのは80年代、以来CFS患者は医師の懐疑的な態度に耐えてきた。
原因不明で診断法も具体的な治療法もない一連の症状に、医師はなすすべがなかった。

ヒレンブランドをはじめ多くの患者が精神科医を紹介された。

 CFSは長いこと二の次にされた。

99年には政府の監査で、CDCがCFS用の巨額の予算を別のプログラムに流用していたことが発覚している。
CFSは 複雑な病気で、症状の経時的変化が大きく患者の範囲も広いので、医学界を当惑させ続けている。
平日は平気でも週末になると衰弱する人もいる。特に重症の患 者は寝たきりになる。

「CFSは死刑ではないが終身刑に等しい」と、患者支援団体である米慢性疲労免疫不全症候群協会のキム・マクリアリー会長は言う。「患者は人生を十分満喫できない」

 患者は科学的確証を求めている。

昨年発表された研究では、ネバダ州にあるウィットモア・ピーターソン研究所(WPI)のジュ

ディ・ミコビッツらが、XMRVという感染性レトロウイルス(HIVと同系統)がCFS患者の67%で血液中に存在することを突き止めた。

「私たちが調べた患者については間違いない」と、ミコビッツは言う。NIHの研究では、患者の87%でXMRVと同系統のウイルスのDNAが見つかったのに対し、健康な人では7%にすぎなかった。

 しかしCDCの報告書やヨーロッパの複数の研究などでは、ウイルスは発見されなかった。理由ははっきりしない。
ウイルスの検査法は研究室によって異なる。ある地域に固有のウイルスという可能性も考えられる。

 おそらく最も重要なのは、WPIやNIHの研究対象となった患者も含めて、ほかの患者よりはるかに症状の重い患者もいることだ。
「結局、このウイルスについてはまだ謎が多いということだ」と、CDCのスティーブ・モンローは言う。
 
 そもそもXMRVにどうやって感染するかということさえ分かっていない。見つかったウイルスが実際にCFSを引き起こすかどうかもまだ分からないと、研 究者は強調する。「ウイルスは病気とはまったく関係なく、CFSの原因ではないかもしれない」と、NIHのハービー・オルターは言う。

 しかしウイルスが原因である可能性は、人々を不安にさせている。

ある国際的な血液バンク協会は今年、ウイルス感染を懸念してCFS患者は献血を控えるよう勧告した。
アメリカ赤十字に至っては、CFS患者やXMRV感染が判明した人の献血を無期限に延期している。

■臨床試験にも賛否両論

 医師は現在、運動、認知行動療法、鎮痛剤、睡眠薬などさまざまな対症療法を指示している
。しかしウイルスが原因だとしたら、ある問題が浮上する。

HIV感染者に処方するような抗レトロウイルス剤をCFS患者にも処方すべきかどうか、だ。

 CFS用としては未承認の抗レトロウイルス剤を服用している患者もいるが、

そろそろ計画的な臨床試験を行って有効性を確認するべきだと、

アルバータ大学(カナダ)のアンドルー・メイソン准教授は言う。「戦いに勝つ方法はそれ以外にない」

 とはいえ、ここでも異論はある。臨床試験に入るにはより確実な根拠が必要だと主張する専門家もいる。
「患者は明らかに病気で苦しんでおり、早急に治療す る必要がある。

しかし本当に関連性があるかどうかを突き止めるのが先決だ」と、コロンビア大学感染免疫研究所のイアン・リプキン所長は言う。

 11月上旬、リプキンは研究を次の段階に進めようとしていた。

全米の同じような症状の患者少なくとも150人から血液サンプルを集め、年齢、性別、

居住地域が同じ健康な人のグループと比較して、ウイルスとの関連性を極力はっきりさせるという。

 科学的発見は私たちが望むほど簡単ではない。たいてい直感と研究と異論とフライングと脱線と落胆が絡み合っている。

 いつの日かベールがすっかり取り払われ、原因が解明されて治療法が見つかる。

そしてヒレンブランドをはじめ何百万人もの患者が、生き生きとした日々を取り戻せる......。誰もがそう願っている。

(ニューズウィーク日本版12月15日号掲載)

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